グリーンインフェルノ
の感想。
知らない人の為に軽く説明すると。
普通の学生生活をしている女性がいた。ある日の朝集団で抗議をしてる団体を目にした。その抗議内容は原住民がいる土地の?森林伐採をするなという内容だった。
少し興味を惹かれて参加してみると、実際にやっていることは姑息なものだった。そして現地で抗議したあと、帰国するための小型飛行機が森の方へ墜落してしまい...何やら森の奥から人影のようなものが...
といったざっくり説明だ。
ここからは個人的な意見だからネタバレ注意だ。
視聴する前に少し情報を知ってしまっていたから、ただの食人系スプラッター映画かと思い視聴していた。
しかしどうだろう?蓋を開けてみると意外にしっかりしている内容に感じた。
最終的に救出されるのは女性の主人公一人なんだが、そのプロセスもしっかりしていて。
原住民に捕まって捕虜として捕まっている中、主人公が着けてた首飾りの笛に興味を持った少年が一人いて、他の原住民が人間を家畜と見る中その子だけは主人公のことを気にかけてた。
そして策を講じて一度は檻から脱出する一行だったが、再度捕まってしまい今度こそ主人公が調理されるというところで、気にかけてた少年が助けに来るんだ。
そのプロセスを経て主人公は島から脱出できたんだが、問題はこのあと。私が最も良いと感じたシーンだ。
もちろん小型飛行機が墜落して、原住民に捕まり、生還したなんて話メディアが食いつかないわけがなく、主人公はすぐ対談することとなった。
そして主人公が口にした言葉が「小型飛行機が墜落して私以外墜落死して、路頭に迷った私を原住民が保護してくれて食事や寝床をもてなしてくれた」と嘘をついたのだ。
仲間が惨殺され食われたのにも関わらずだ。
そして「原住民は食人をする習性があると聞くが、そのような現場は目にしたか?」という問いに対して「してません」と嘘をついた。
単純に男の子が救ってくれたから嘘をついたのか?
それとも本来の目的通り森林伐採する業者に対してこれ以上させないように威圧の意味を兼ねてるのか。
個人的に、地獄を見た後でも原住民を守る発言をして本来の目的の森林伐採を止めるという意志を表明したのは素晴らしいと思う。
だが
- 途中で仲間の一人が脱出成功したのかわからない描写があったのは頂けない。
- 上記には書いてなかったが、実はEDの最中に蛇足があった。
といっても、映画としてはしっかりした内容でリアリティもありなかなか良い映画だと俺は思う。
次はどんな映画を見ようか。